「ロープウェイ」と聞くと観光用のアトラクションを想像するかもしれないが、ラパスのテレフェリコは市民の日常の足だ。標高3,400mの街を縦横に走る世界最長の都市型ロープウェイ網を、観光と移動を兼ねて一周してみた。景色のいい路線・乗り方・費用・治安まで、実体験ベースで全部まとめる。
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結論:一周18ボリ(約420円)で絶景を楽しめる、ラパス最高コスパ観光
テレフェリコは観光のためだけに乗る必要はない。ラパス市内の移動手段として普通に使いながら、空中から街を見下ろす絶景が楽しめる。1路線3ボリ(約70円)で乗れるので、全6路線を乗り継いで市内を一周しても、18ボリ(約420円)で完結する。
ラパスに1日しかいない人にも、時間をかけたい人にも、どちらにもすすめられる体験だ。
テレフェリコとは
ミ・テレフェリコ(Mi Teleférico)は、ラパス市内とエル・アルト市を結ぶ都市型ロープウェイ路線網。2014年に最初の路線が開業し、現在は10路線・総延長30km超を誇る、世界最長の都市ロープウェイだ。
地下鉄を通すには険しすぎる地形のラパスで、市民の重要な移動手段として機能している。観光名所でもあるが、隣に地元のおばちゃんや学生が乗ってくる、あくまで生活の中にある乗り物だ。

料金と基本ルール
料金(2026年現在)
| 内容 | 料金 |
|---|---|
| 1路線(片道) | 3ボリ(約70円) |
| 乗り継ぎ | 路線ごとに別料金が必要 |
| 一周(6路線乗り継ぎの場合) | 18ボリ(約420円) |
知っておくべきルール
- 乗り換えのたびに改めて3ボリ必要。1枚の切符で乗り継ぎはできない
- 終点では必ず降りる必要がある(そのまま折り返しは不可)
- 支払いは交通系カード(専用カード)または現金。駅によってカード専用レーンがある場合もある
路線ガイドと景色
全体で10路線あるが、観光で一周するなら以下の6路線が中心になる。
景色のいい路線ランキング(みゅー的おすすめ順)
実際に全線乗ってみた感想をもとにまとめた。
| 順位 | 路線名 | 特徴 |
|---|---|---|
| ⭐ 1位 | 赤(Rojo) | ラパス↔エル・アルトを結ぶ定番。見晴らし抜群 |
| ⭐ 2位 | オレンジ(Naranja) | 眺めと乗り心地のバランスが良い |
| ⭐ 3位 | 黄(Amarillo) | アンデスの山並みが正面に見える区間あり |
| ⭐ 4位 | プラチナ(Plateada) | 市内の高低差を実感できる区間 |
| 参考 | 白(Blanca) | ミラフローレス地区(治安良好)上空を通る。走行中と停車中で景色が全然違った |
| 参考 | 青(Celeste) | 市街地寄りで景色は控えめ |
みゅーより: 赤とオレンジと黄色とプラチナが特に景色が綺麗だった。白に乗っているときはミラフローレスという治安のいいエリアの上を通ったんだけど、停まってるときと走っているときで見える景色が全然違って、それはそれで面白かった。一周してみることを強くすすめる。


エル・アルト地区について(治安情報)
赤線の終点がある「エル・アルト(El Alto)」は、標高4,095m。

ラパスより治安が下がるエリアとして知られている。これは経済的な背景とも関係していて、貧困層の方が標高の高い場所に、富裕層の方がラパス中心部の低い場所に住む傾向がある。
みゅーより: 終点のエル・アルトで木曜日にマーケット(泥棒市場)があるという情報を聞いて実際に行ってみた。帽子とネックウォーマーを合わせて22ボリ(約510円)で買えた。お土産やアンデスグッズを探したいならおすすめだが、エル・アルトのエリアは一人で長居せず、目的のものを買ったらロープウェイで戻るくらいの感覚でいると安心。

乗り方ステップ
- 最寄りのテレフェリコ駅を探す(地図で「Mi Teleférico」と検索)
- 現金3ボリを用意する
- 駅に着いたら窓口(チケット売り場)で現金3ボリを払って切符を買う
- 改札を通ってゴンドラに乗り込む(最大10人乗り)
- 終点で必ず降りる。乗り換える場合は次の路線の窓口へ移動して再度購入



ひとこと補足: 駅の中に機械が置いてあるが、あれは切符の券売機ではなく現地住民用の交通カードチャージ機。旅行者は窓口に並べばOK。

高山病への備え
ラパスの市内が標高3,400m、エル・アルトは4,095m。テレフェリコで高い方に移動するほど、空気が薄くなる。
私は出発前にクスコ(3,400m)やウマンタイ湖(4,200m)にいたので高山病は感じなかったけど、日本や低地から直接ラパスに飛んできた場合、初日からフルで動き回るのはきつい可能性があり!
高山病対策として有効なこと:
- 初日はゆっくり過ごす
- ラパス市内のファルマシア(薬局)で高山病の薬(ソロチパス等)が買える
- コカ茶(マテ・デ・コカ)を飲む → 現地では普通に飲まれている民間療法で、ホテルや市場で簡単に手に入る
一周コースの提案
時間に余裕があるなら、テレフェリコで市内を一周する以下のルートがおすすめ。
赤線(Rojo)→ プラチナ線(Plateada)→ 黄線(Amarillo)→
青線(Celeste)→ 白線(Blanca)→ オレンジ線(Naranja)
→ スタート地点に戻る
所要時間の目安:乗り継ぎ待ちを含めて2〜3時間程度。 合計費用:18ボリ(約420円)
途中のエル・アルト駅で木曜日にマーケットが立つので、曜日が合えば立ち寄ってみるのも面白い。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 1路線3ボリ(約70円)。一周で18ボリ(約420円) |
| 特におすすめの路線 | 赤・オレンジ・黄・プラチナ |
| 所要時間(一周) | 2〜3時間 |
| 注意点 | 乗り換えは都度3ボリ。終点で降車必須。エル・アルトは治安注意 |
| 高山病対策 | 薬局でソロチパス購入・コカ茶を飲む |
テレフェリコは「乗るだけで観光になる」ラパス唯一無二の体験だ。半日の時間があれば一周できるので、ラパス滞在の最初か最後に組み込んでおきたい。


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