海外旅行保険、正直どうしてる?50カ国以上を旅した私のリアルな選択基準

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「海外旅行保険、絶対入りましょう!」

そういうブログ記事、いくつも読んだことがあると思います。

でも正直に言います。私は50カ国以上を旅してきた中で、有料の海外旅行保険に入らなかった旅が何度もあります。

無保険になったのは、深い理由があったわけじゃない。単純に、後回しにしてしまっていたんです。

だからといって「保険なんて要らない」と言いたいわけでもない。今となっては、あのとき大きなリスクを背負っていたと、ちゃんと思っています。

この記事では、テンプレの「入りましょう!」ではなく、私自身のリアルな経験と本音の判断基準をそのままお伝えします。読んだあとに「自分はどうするか」を決めるのは、あなた自身です。


目次

1. まず、私の実態を話します

短期旅行は、ずっとクレカ付帯保険で乗り切ってきた

私がメインで使っているのはエポスゴールドカードです。このカード1枚で、旅行開始から最大90日間の海外旅行保険が付帯されます(利用付帯。条件は後述)。

ヨーロッパ2週間、アジア10日間……そういった短期旅行は、エポスゴールドで航空券を買うだけで保険が適用されてきました。年会費は実質無料で、追加コストもゼロ。

正直なところ、それが「よい選択か」をちゃんと検証したことは、最初はありませんでした。ある時期に「これで本当にいいんだっけ」と立ち止まって調べて、「まあエポスゴールドで大丈夫そうだ」と判断して——それ以来、過去の自分の判断を信頼してきた、というのが実情です(笑)。

2025年の世界一周35カ国、途中から無保険だった

2025年、会社を辞めて35カ国を回る長旅に出ました。

クレカ付帯保険の有効期間は90日。それを過ぎた後は、無保険のまま旅を続けていました。

理由は単純です。いつ帰国するか決めていなかったので、保険の期間が決められなかった。あれこれ考えているうちに後回しになって、そのまま出発してしまった。

「なんとかなるだろう」という楽観もあった。今まで人生、なんとかなってきてしまっているので(笑)。

ただ、今になって振り返ると——入院が必要なレベルのトラブルが起きたら、旅を断念するか、家族を巻き込んでお金をかき集めるかという大きなリスクを、ふつうに背負っていたんですね。


2. 実際にお金がかかりそうになった話

アメリカで約2,000ドル、払わずに済んだ話

カナダ・メキシコに長期滞在していた時期、大学の休学許可の条件として保険に入ることを義務付けられていました。

そのおかげで、アメリカを旅行中にケガをしたとき、2,000ドル(約30万円)の医療費を保険でカバーすることができました。

もしあの保険に入っていなかったら——払えなくはない金額だけど、間違いなく「痛い出費」でした。旅の継続を真剣に考えるレベル。

アメリカは世界でも特に医療費が高い国のひとつです。ちょっとした処置でも数十万円になることは珍しくない。無保険でアメリカに入るのは、今の私なら絶対にしません。

イギリスで指をぶつけ、保険提携の病院へ

イギリスに長期滞在していた時期も、保険に入っていました。

現地で指をぶつけた際、保険提携の病院に行きました。キャッシュレスで診察できたので、その場での支払いはゼロ。

もし無保険だったらいくらかかっていたかは正直わかりません。でも、保険があることで「まず病院に行こう」と躊躇なく動けたのは確かです。お金の心配が頭をよぎらなかった分、精神的なラクさは大きかった。

「払えなくはないけど、痛い」という現実

私が経験した一番高額な医療費は、前述のアメリカの約2,000ドルです。

旅を断念して帰国すれば払えなくはない。でも確実に「痛い」。

ただ、もし入院や手術が必要なレベルのトラブルになったら、話は全然変わります。アメリカでの入院は1日数十万円になることもある。100万円、200万円という請求が来ても、まったく不思議じゃない。

「大事に至らなかっただけ」というのが、正直なところです。


3. 有料保険が「要る人・要らない人」の分岐点

判断軸はひとつ——「トラブったとき、高額を払いたくないか」

難しい話じゃないと思っています。

トラブルが起きたとき、高額の医療費を絶対に払いたくない・できるだけ手間をかけたくない、と思うなら——有料保険は安い買い物です。

海外旅行保険の相場は、1週間で2,000〜4,000円程度。10日間でも5,000円前後から入れるものが多い。一方で、現地での医療費は数十万〜数百万円になり得る。

費用対効果で考えると、払う価値は十分あります。

旅慣れとトラブル耐性は、別の話

私が「なんとかなる」と思えたのは、長旅を重ねてトラブル耐性がついていたからでもあります。

現地で何かあっても焦らず対処できる自信、言語やカード決済でなんとかなるという経験値、「最悪帰国すればいい」と割り切れるメンタル——これは旅を重ねて徐々についたもので、最初からある感覚じゃない。

ひとり旅を初めて経験する人、慣れない国に行く人、体調が万全じゃない人——そういう状況で「なんとかなる」と思うのは、楽観ではなく単なる無防備です。

「もしものとき、仕方ないと受け入れられるか」が最後の問い

結局のところ、私がたどり着いた判断軸はこれです。

もし現地で大きなトラブルに遭って、高額の医療費や帰国費用が発生したとき——「仕方ない、受け入れよう」と思えるかどうか。

受け入れられない、あるいは受け入れられるか自信がない、という人は、有料保険に入っておく方が旅が快適になります。

保険はリスクヘッジだけじゃなく、「心の余白」を買うものでもある。その余白があるかないかで、旅の質は変わります。


4. クレカ付帯保険を使うなら、これだけ押さえておく

エポスゴールドの付帯保険、実際の内容

私がメインにしているエポスゴールドカードの付帯保険内容を整理しておきます。

補償項目補償額
傷害死亡・後遺障害最高5,000万円
傷害治療費用最高300万円
疾病治療費用最高300万円
賠償責任最高3,000万円
携行品損害最高20万円(免責3,000円)
救援者費用最高1,000万円

※適用期間:旅行開始から最大90日間
※利用付帯(条件あり。次項参照)

傷害・疾病治療費用が各300万円というのは、無料のクレカ付帯保険の中ではかなり手厚い水準です。

先ほどのアメリカでの2,000ドル(約30万円)は、この範囲内に十分収まります。一般的な旅行中のケガや急病であれば、対応できるケースが多いでしょう。

ただし、アメリカへの長期滞在や、医療費が極めて高い地域への旅行は、これでも不安が残ります。 300万円でも足りない治療費になることが現実にあるためです。

「利用付帯」を発動させるための、最低限のルール

エポスゴールドは利用付帯です。カードを持っているだけでは保険は適用されません。

旅行代金(航空券・ツアー代金・空港までの交通費など)をエポスカードで支払うことが条件になります。

私のルーティンはシンプルです。

  • 航空券をエポスゴールドで購入する——これさえやれば、まず保険は適用されます
  • 空港までの電車賃をクレカで払えればさらに確実(ただしSuicaへのチャージはカウントされないので注意)

逆に言えば、航空券をマイルや他の手段で買い、エポスカードをまったく使わずに出国すると、保険は一切適用されません。ここは要注意です。

複数カード合わせ技で補償を厚くする

私は楽天カードなど他のカードも持ち歩いています。クレカ付帯の海外旅行保険は、傷害治療・疾病治療などの項目は複数カードの金額を合算できます。

たとえば、エポスゴールド(疾病治療300万円)+楽天カード(疾病治療200万円)を両方利用付帯の条件を満たして使えば、疾病治療で最大500万円の補償になります。

費用ゼロで補償を厚くできるので、複数枚持っているなら積極的に活用したいところです。

注意点:クレカ保険の「使い方」は手間がかかる

ひとつ正直に書いておきます。

クレカ付帯保険は、実際に保険金を請求するときの手続きが、思ったより面倒らしいです。

私自身は請求したことがないのでリアルな体験談は語れませんが、かかった医療費の領収書・診断書・現地でのやりとりの記録……など、書類をきちんとそろえる必要があります。現地で体調が悪いときにこれをやるのは、かなりのストレスになり得る。

有料保険の場合、キャッシュレス診療(その場での支払いが不要)に対応しているプランも多い。イギリスでの私の経験がまさにこれで、現地で現金を一切使わずに診察を受けられました。

精神的なラクさと手続きのスムーズさも込みで選ぶなら、有料保険のほうが優れている場面は確かにあります。


5. 結論:同じ旅を今するなら、何を選ぶか

経験を積んで、今の私が持っている判断基準をまとめます。

短期(〜90日)の旅行はクレカ付帯で合理的に

ヨーロッパ2週間、東南アジア10日間、といった旅はエポスゴールドの付帯保険で十分だと思っています。

条件は航空券をエポスで購入すること。それだけで傷害・疾病治療各300万円の保険が適用される。年会費実質無料で、追加コストゼロ。

アメリカだけは例外で、短期でも補償額に不安が残るため、追加で有料保険を検討します。

長期・期間未定・医療費が高い国は有料保険を

90日を超える旅行、あるいはいつ帰国するか決まっていない旅には、クレカ付帯保険は使えません(適用上限が90日のため)。

こういう旅には最初から有料保険に入っておくべきでした。 2025年の世界一周でそれをやらなかったのは、今となっては単純な判断ミスです。

長期旅行向けの保険は「留学・ワーホリ向け」のプランなど、期間を柔軟に設定できるものもあります。出発前に必ず確認してください。

「仕方ない、と思えるか」——それが最後の判断基準

繰り返しになりますが、最終的にはこの問いに戻ってきます。

大きなトラブルが起きて高額の請求が来たとき、「仕方ない、受け入れよう」と思えるか。

旅慣れて、トラブル耐性がついて、「なんとかなる」と思えるようになった私でも——あの世界一周のとき、無保険だったことは今でも「よくなかった」と思っています。楽観は経験値があってこそ機能するもので、はじめて行く国・はじめての長旅・体調が不安な時期には、ただのギャンブルになってしまう。

海外旅行保険は、「入るべきかどうか」じゃなくて、「自分がどういう状態で旅に出るか」で決まるものだと思います。

この記事が、あなた自身の判断材料になれば嬉しいです。


まとめ:保険の選び方チェックリスト

クレカ付帯(エポスゴールド等)で対応できるケース

  • 旅行期間が90日以内
  • アメリカ以外の国が中心
  • 航空券をエポスゴールドで購入済み
  • ある程度の旅行経験がある

有料保険を検討すべきケース

  • 旅行期間が90日超、または未定
  • アメリカへの渡航が含まれる
  • 初めての海外旅行 / ひとり旅
  • 体調に不安がある
  • 現地でのトラブル対応に自信がない
  • 手続きの手間を最小化したい

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この記事の情報は2026年5月時点のものです。保険・クレカの内容は変更される場合があるため、最新情報は各公式サイトをご確認ください。

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この記事を書いた人

50カ国以上渡航・大手外資コンサル出身。保険・クレカ・eSIMの選び方から女性ひとり旅の安全情報まで、実体験ベースで書いています。YouTube「旅人みゅーちゃんねる」も運営中。

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